2014年5月31日土曜日

血糖値が治療の際の重要な指標

高血糖だと急性腎障害に 心筋梗塞患者、死亡率高く 共同通信社 2014年5月30日(金) 配信  心筋梗塞で緊急入院した患者の血糖値が高いほど、急性腎障害を起こしやすく、死亡率が高いことが分かったと国立循環器病研究センター(大阪府)のチームが29日、発表した。血糖値が治療の際の重要な指標になるという。  チームの石原正治(いしはら・まさはる)心臓血管内科部長は「心臓と腎臓の機能には緊密な関係があると知られていたが、十分検討されていなかった。血糖値を下げて急性腎障害を予防できるかが今後の課題」と話す。  石原部長によると、2007年1月~12年6月に、発症48時間以内でセンターに入院した急性心筋梗塞の患者760人を対象に分析した。  13%に当たる96人が急激に腎臓の機能が悪くなる急性腎障害を起こしており、入院時の血糖値が高いほど発症の確率が高いことが分かった。  急性腎障害を起こさなかった患者が入院中に死亡する確率は3%だったが、起こした患者は25%だった。治療法が進んだこともあり、近年急性心筋梗塞の平均的な入院中の死亡率は5%にとどまっているが、急性腎障害を併発すると死亡率が上がることが判明した。 関連記事

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