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2013年11月8日金曜日
心筋梗塞患者情報を円滑に引き継ぎ
心筋梗塞患者情報を円滑に引き継ぎ 岡山県が「手帳」
山陽新聞 6月7日(金) 配信
急性心筋梗塞の患者が手術などの治療を受けた後、かかりつけ医らにスムーズに引き継げるよう、岡山県は患者情報などを載せた連携パス「安心ハート手帳」を作った。県内の約50医療機関や県看護協会、県薬剤師会など関係団体に2500部配り、患者への普及に努めている。
県は保健医療計画に盛り込んだ5大疾病(がん、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞、精神疾患)のうち、がん、糖尿病、脳卒中のパスを既に作っている。心筋梗塞についても昨年7月に医療関係者らと検討会を立ち上げ、内容を協議してきた。
パスは、A4サイズの記録用紙をとじたバインダーで、患者が保管する。治療した病院は、患者の心臓の機能や心不全のリスクなどを記入。体重、血圧、運動量など日々の体調管理を記録する用紙も入っており、患者や医療関係者、薬剤師らが書き込む。必要な情報はバインダーに随時挟んで追加する。
急性心筋梗塞など心疾患による県内の死者数は3210人(2011年)で、がんに次いで多い。県医療推進課は「心筋梗塞は治癒しても運動、栄養面を含め体調をしっかり管理して予防を徹底させることが大切。有効に使ってほしい」としている。
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